タパス

 前回投稿した時は気持ちがとても荒れており、結果的にこのブログがそのはけ口という形になってしまいました。読者の皆さんの中には不快な思いをさせてしまい申し訳ありません。改めて、感情のコントロールは本当に難しいと強く感じています。

 ヨーガの世界には「タパス」という言葉があります。この言葉は様々な意味を持っているのですが、その意味のひとつに「両極端な状況に心を振り回されないこと」があります。例えば、暑さ寒さ・満腹空腹・疲れの有無・体調の良し悪し・仕事がうまくいっているかどうか・社会が安定しているかどうか・お金の有無・好きな人といる時と嫌いな人といる時、楽しい状況と苦痛な状況、思い通りに事が運ぶ時とそうでない時‥‥。

 この意味においてタパスの実践は、マットの上でポーズを取ることとはまた別の次元の話です。たしかにアシュタンガヨガでは、マットの上でアーサナの練習をする際にポーズの順番が決まっているため、苦手あるいは恐怖さえ感じるポーズに直面する箇所が必ずあります。人によってはそのポーズの順番がやってくると相当の覚悟を決めて取り組むこともあるようです。しかし、そもそもマットの上でのアーサナの練習そのものは好き好んで行っていることですし、終わった後に良い状態になることは実践者はみんな知っていますから、前向きに取り組めるのはある意味当然です。

 しかし、マットの外での体験経験は様々な人間・社会・自然環境とのつながりの中で密接にバランスを取りながら成り立っています。自分にとって好ましい状況の時もありますが、そうでない状況下で且つ自分の意思や能力だけではどうにもならないこともたくさんあります。そんな時は誰でもマイナスな感情、時にとてつもなく大きなマイナスの感情を覚えると思います。往々にして、視野が狭くなって自分のことしか見えなくなってしまいます。しかし、そんな時でも「自分」という小さな枠を超えて全体を俯瞰して見ることが大切です。

 僕自身、これができていないために前回のように感情をコントロールできなくなってしまいました。少しずつですが、過ぎた拘りを減らして、どんな状況でも客観性を持って受け取れように心を成長させていきたいです。

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