スピリチュアルプラクティス

 かれこれ1か月以上前の話になりますが、2024年9月28日にアシュタンガヨガ神戸の清水誠也先生のレッドクラスを受けてきました。その際に、JAYGでの写真集を少し見せていただきました。中身をしっかりと見る時間はなかったのですが、その写真集の中に講師陣のインタビューが乗っていたようです。インタビューの質問のひとつは「あなたにとってのスピリチュアルプラクティスとは何ですか」という問いかけです。私もこの問いかけについて考えてみたいと思います。

 スピリチュアルというと何となくふわっとしていて掴みどころのない印象を受け、それ故ヨーガに対して間違った誤解が社会(ヨガ業界内にさえ)にはあると思います。しかしながら、ヨーガは本来地に足の着いた客観性のある実践哲学ということを踏まえると、ここで言う「スピリチュアル」というワードはもっと具体性があり、自らの意志で扱うことのできるもののことを言っているのではないでしょうか。すなわちそれは「心」のことを言っているのだと思います。「心」といってもヨーガの世界には「マナス」「ブッディ」「アハンカーラ」「アスミター」‥‥ときりがないほどたくさんの表現がありますが、「スピリチュアルプラクティス」を「心の実践練習」と和訳すると、この「心」は自我や一時的な感情のような時に自分や他人を振り回して混乱させてくる存在のことを言っているのだと思います。そして、そんな自我や一時的な感情に振り回されず、しっかりとコントロールする練習こそ「スピリチュアルプラクティス」なのだと考えます。

 結局、どんな問いかけに対してもこの回答に行き着いてしまうのは、ヨーガがいかにシンプルかつ明確な教えであるかを物語っていますね。まだまだ私は、自我と感情に振り回されっぱなしなので、24時間365日がスピリチュアルプラクティスですが(笑)。

アシュタンガヨガ碧南

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