こんにちは。今日は、「アシュタンガヨガ碧南の3大軸②」と題しまして、前回のラストで小出しにした「僕がヨガの教室をやりたい3つの理由」、言い換えると「アシュタンガヨガ碧南の3つの理念」を紹介したいと思います。これからお伝えする3つの理念は、僕がヨガを通して社会とかかわる根底にある想いであり、10年先、20年先もブレない運営の軸となるものです。その3つは、「地元にアシュタンガヨガを広めたい」、「指導をすることで自分自身の理解を深めたい」、「通ってくれる生徒さんが活力ある生活を送ってほしい」の3つです。それでは、ひとつずつお伝えしていきます。
まずは一つ目、「地元にアシュタンガヨガを広めたい」。昨今のヨガブームが始まって約20年、現在、ヨガは世間に広く認知されてそれなりの市民権を得ていますが、僕が生まれ育ち、今も住んでいる愛知県の碧南市そして生活圏内である高浜市・刈谷市・安城市・半田市・西尾市といった西三河地方(半田市は尾張地方)は、まだまだヨガの教室が少ないように思います。域内のスタジオさんやフリーの先生方がしっかりとヨガを伝えてくださっているのは事実ですが、ちょっとその場所から離れるとヨガの教室が全然ないというのが実感です(ちゃんと調査した事実ではなくただの主観です)。また、スポーツ教室や公民館といった場所でのヨガクラスは比較的全域で万遍なく開催されているように思いますが、クラスの特性上一定期間あるいは単発で完結する形となっており連続性や成長性が限定される場合があるような気がします。それはそれできっかけとしてとてもいいことですが、いざちゃんとヨガを習おうと思った時に長く通って学びを深められる教室が少ないのはもったいないことだと思います。
僕が暮らしているこの地域は何の変哲もない日本中どこにでもある市街地ですが、僕にとってはとても愛着のある場所です。元々そこそこ活気のある町ではありますが、この地域に暮らすたくさんの人たちがヨガを継続的に学び、ヨガ特有の普遍的な価値観に裏打ちされた良いエネルギーに満ちた生活を送ってほしい、ひいてはこの地域全体にそのエネルギーを伝播してほしい、そんな想いです。
次になぜアシュタンガヨガなのか。まず第一に、アシュタンガヨガは僕自身が継続して学んできている流派だからです。世の中には、アイアンガーヨガ、シヴァナンダヨガ、クンダリーニヨガ、ハタヨガ、ヴィンヤサヨガ、ホットヨガ、パワーヨガ、陰ヨガ、リストラティブヨガ、ヨガニドラ、キッズヨガ、マタニティヨガ、産後ヨガ、シニアヨガ‥‥と数多くの流派やクラスがありますが、僕が出会ったのはアシュタンガヨガで、これまで熱心に練習してきました。そこから大きな恩恵も受けてきたので、自信を持ってその良さを伝えられるというのが一番の理由です。もちろんどんな良いものでも毒にも薬にもなりますから、アシュタンガヨガも取り組み方を誤ると逆に健康を損ねてしまいます。地に足を付けて長い目で見て、継続することをお勧めします。
次の理由は、アシュタンガヨガはヨガを体系的に学ぶことができて、どんな人でもその人の習熟度に合った理解を深めることができるからです。ただし、これはアシュタンガヨガの中でもマイソールクラスと呼ばれるアシュタンガヨガ特有のクラスに限ります。このクラスは、いわゆる身体が固い人や体力のない人でも自身の身体に合わせて取り組めます。逆に、柔軟性や体力に自信のある人でもチャレンジングな挑戦ができます。そして、長く練習を継続しているとポーズの先にある呼吸法であったり、瞑想、人生の意味といったより繊細で奥の深い領域に自然と意識が向いていくという面白い仕組みになっています。ポーズの練習は心身を軽やかにし、その先の奥の深い領域は変化が激しく価値観もコロコロと変わっていく現代社会に振り回されず、心身を強く柔軟に安定させ、迷いなく人生を送るツールにもなります。心身の健康にとって素晴らしいツールであるマイソールクラスですが、地元では間違いなくその存材を知らない人が圧倒的に多い!せっかくアシュタンガヨガのクラスを主宰するなら、まずはその存在を地域の人に広く知ってもらって体験してもらう。そして、継続できるようにサポートする。それが主宰者の役割なんじゃないかなと思います。
大変長くなりましたが、これが僕が「地元」で「アシュタンガヨガ(マイソールクラス)」を広めたい理由です。次回は、2つ目「指導をすることで自分自身の理解を深めたい」の内容をお伝えします。
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